格安、しかも埼玉ということで衝動買い。思ったよりしっかりした甲州でした。
麻原酒造/SASANAMI甲州2019/テイスティングログ
値段 1320円 | Tasting day : 2022/06/22
- 香り
フルーツ(熟れた青りんごや柑橘)
その他(塩っぽさやうま味、ほんのり枯れ葉やパンっぽい香り) - 味わい
1日目:甲州の割にはずっしり重めで、酸味よりも苦みが強くでる印象
2日目:サッパリした酸味とうま味と苦みが調和してバランスが良い。
酸(丸みのある爽やかな酸味)
シュールリー(熟した柑橘にイーストやパンっぽい香りがよく出てる)
埼玉県のお土産屋で1200円とかなり格安&物珍しいので購入。葡萄の産地は不明ですが、とある酒屋のオンラインショップだと埼玉県とありました。
ちなみに麻原酒造は日本酒や梅酒、ビールなんかも製造してる酒類全般を手掛ける酒蔵さんです。
ワイン情報
アルコール:11%
生産者:麻原酒造株式会社
品種:甲州
飲み頃温度:8-10℃
裏面エチケットより引用
柑橘系の芳醇な香りから、自然と口の中へ広がる繊細な味わい。いきいきとした酸味とほのかに感じる苦みは、料理のうまみを引き出します。
シンプルな説明、日本酒がメインの事を考えるとこんなもんかもしれませんwリリース当時は分かりませんが、現状は酸味が丸く穏やかになってる印象です。
麻原酒造の商品ページはこちら
https://www.musashino-asahara.jp/product/2020/11/07/sasanami%e3%80%80%e7%94%b2%e5%b7%9e/
合わせたおつまみ
相性:7/10点 8/10点
【ヒラメのお刺身】
これはもう王道かなぁと思っていたのですが、ピッタリと感じるマッチにはならず。今回の甲州はシュールリーのコクが強すぎて、ヒラメの繊細な旨味がぼやけてしまう印象。
逆にワインの長い苦みの余韻を残した状態でお刺身を食べると美味しい。醤油やポン酢の味が生きて、その後にほのかにヒラメの甘みや旨味が味わえます。そういう意味では十分相性よかったです。
割烹向けの醤油、ポン酢、たまりの刺身醤油の3種類でトライ。ヒラメの刺身単体ならポン酢が、ワインも含めると割烹向けの醤油が相性良かったです。たまり醤油はヒラメのうま味を上書きするので、微妙でしたw
【ヒラメのあら汁】
意外や意外、みそ味のあら汁と甲州がマッチ。シュールリー由来のパンやイースト香と発酵食品の味噌の香りが似てるから?コクがいい具合にマッチしました。あら汁にも少し脂っぽさがあるので、そこも柚子を足したようなさっぱり感が加わってなかなかでした。
個人的にはお刺身よりあら汁の方がワインにマッチして驚きました。シュールリータイプの甲州×あら汁、今後も試していけたらなぁと思います。
【エリンギとピーマンの炒め物】相性:8/10
ちなみに2日目がトップの写真、日本酒は出したけど飲まずw
アサリの風味やピリ辛な味、ピーマンの苦味ともばっちり合います。特に今回肉を使わずアッサリした印象にワインのうま味が追加されてよく合ってる印象でした。ちゃんとニンニク入れてペペロンチーノにしても良かったかなぁという出来でしたね。
ちなみにヒラメのお刺身を塩で食べたら最高に相性よかったです!
まとめ
非常にコスパの良い甲州だと思います。日本ワインでこの価格、かなり攻めた価格だなぁと思います。プレミア感を出さなくてもよいので、こういう手軽に飲める甲州も増やして欲しいなぁと思います。
あら汁、ブリのお刺身、アサリのペペロンチーノなど
大人の宅飲みワイン&おつまみレシピ研究所|テイスティングログ No.122
コメント