- 「ソレイユ・ルバンってなに?」
- 「甲州シュール・リーって?」
- 「美味しかったの?」
何か当てはまる人は是非記事を読んでみてください。
ワインの好みは十人十色、でも「美味しいワイン」が飲みたいのは一緒。そんなあなたに役立つヒントをお届けしてます♪
管理人:旅ガラス
☆記事はこんな人が書いてます☆
- ワイナリー400軒訪問&試飲
- NewZealandでワイナリースタッフ勤務経験あり
- 現在は船乗りエンジニア&趣味副業でワイン会幹事
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甲州シュール・リー2022/ソレイユ・ルバン/レビュー
日本酒的なうま味と酸が楽しめる白ワイン
| 値段 2310円 | コスパ評価 9/10
| 値段 2310円 | コスパ評価 9/10
品種: 甲州
- 個人的な印象
日本酒の要素が散りばめられた旨味主体の甲州 - ワインの特徴
かぼす、あんず、黄桃、ヨーグルト、ビスケット、パン生地など
アミノ酸や乳酸由来の旨味がしっかり出ていて、日本酒に近いスタイル - どんな人にオススメ?
日本酒を普段から飲む人にはぜひ飲んでもらいたい

旅ガラス
価格的にも期待せず飲んだけど、予想以上の完成度と美味しさ。久々にシュール・リーの甲州飲みましたが、進歩を非常に感じます。
以下エチケット裏からの引用
山形県鶴岡市西荒屋地区で棚栽培された甲州ぶどう100% 使用。西荒屋地区で栽培されている甲州ぶどうは、250年以上の栽培の歴史があり甲州ぶどうが栽培されている最北限の産地になります。シュール・リー『sur lie』とはフランス語で「オリの上」という意味で、5ヶ月間以上オリと接触させ貯蔵したぶどう酒のことをいいます。フルーティーな香りときれのよい酸味を持つ辛口白ワインです。 ※ソレイユ・ルバン(朝日が昇る: フランス語)ALC.12.5%
シュールリーの補足をすると
そもそもワインを作る際には葡萄を搾汁して発酵させるので、澱が存在します。アルコール発酵後に澱を取り除くのが一般的なんですが、そのまま残して熟成させるのがシュールリーという技法です。シュールリーの期間も厳密には決まってなくて、生産者によって変わります。
極端な話、澱引きをせず澱を入れたまま瓶詰、出荷してる人もいます。

旅ガラス
一般的でないように聞こえますが、澱と一緒に熟成させるワインは意外と多いです。代表格はシャンパン、瓶内二次発酵という手法で最低15か月間澱と一緒に発酵/熟成されます。
まぁシャンパンだと瓶内熟成って表現が一般的ですね。あまり詳しくないですが、もし一次発酵後にシュールリーをする生産者がいるなら使うかもしれません。
澱が残っているということは雑菌が繁殖するリスクもあるため、温度管理や衛生管理などが非常に重要になってきます。その分、味に関しても旨味が追加されたり香りに複雑さを与えるということで実施する生産者さんがそこそこいます。
個人的には好きなタイプのワインですが、酵母独特の香り(パン生地、ビスケット、甘いナッツ など)が出ることから、クリーンで爽やかさを重視する場合はノイズになるので、向かないのかなと思ってます。両立してるようなワインもあるので一概には言えませんがw
ソレイユルバンを作る月山ワイン山ぶどう研究所がはどのあたりにあるかというと
鶴岡市の南に位置します。ポイントのすぐ右下の白い部分が月山です。
見たところJAがワイナリーに絡んでくるみたいですね。
詳しくは月山ワインやまぶどう研究所のHPを確認してみたください。

月山ワイン山ぶどう研究所
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宅飲みワイン研究所長のテイスティングログ No.219
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