Best`s/Cabernet Sauvignon/2017/レビューNo.97

赤ワイン

「飲んだ人の生の意見が聞きたい!」
「シドニー土産のワイン選びに迷ってる」
「オーストラリアの美味しいワインを知りたい」

久々にオーストラリアのワインを開封しちゃいました。とはいえ待ったのは2-3年。

では詳しくレビューしていきます。

ベスツワイン/カベルネ・ソーヴィニョン/2017/ポイント

「ハーブで爽やか、とてもフルーティーかつ複雑に仕上がった新世界のカベルネ」
値段 30A$(約2400円) | Tasting day : 2021/11/29
  1. 個人的な印象
    力強さよりも柔らかくしなやかでとっつきやすいワイン
  2. 特徴的香り/味わいは?
    フルーツ(カシス、干しプラム、ブラックチェリー)
    その他(ミント、ユーカリ、シダ、チョコレートなど)
  3. どんな人にオススメ?
    渋みよりも果実味の強い赤ワインが好きな人
旅ガラス
旅ガラス

シドニー空港で購入。ワイナリーも行ったことあるのですが実力派です。ちなみに東京駅のオーストラリアレストランで同じワイン飲みましたが、数年待ってより口当たりがスムーズになったと思います。

ワイナリー訪問もしてとても印象に残ってるワイナリー。個人的なイチオシはリースリングですが、次点で上げるならカベルネです。シラーズも美味しいけど、カベルネの方がエレガントに仕上がってると思います。

ワイン情報

【ラベルから読み取れる情報】

アルコール:13.5%
生産者:Best`s Wines
生産地:オーストラリア

創業1866年とオーストラリアのワイン業界でも老舗側になります。ワイナリー地下には無料で入れる広大なセラーがあって、ドラクエの洞窟に入ったような面白さがありますw

If Great Western didn`t grow such great Shiraz, it would probably be just as famous for its Cabernet Sauvignon. Intense berry, leafy aromas and dense yet supple flavors held by a classic varietal structure are the hallmarks of Great Western Cabernet Sauvignon. With age, they develop remarkable finesse and elegance.

翻訳
もしグレートウエスタン地方で素晴らしいシラーズワインができなかったら、おそらくカベルネ・ソーヴィニョンが有名になっていたでしょう。強烈なベリーとリーフ系の香りにクラシックなスタイルの濃厚かつしなやかさを備えた味わいは、グレートウエスタン地方のカベルネ・ソーヴィニョンの特徴です。熟成とともに、驚くほど上質で優美なワインへと仕上がっていきます。

旅ガラスのテイスティングレビュー詳細

色合い

ワイン注ぎ過ぎました(笑)

少しだけオレンジが入ってましたが、基本は紫がかった暗めのルビー。やや濃いめの色合いで、若さが抜けた印象です。

香り

香りは爽やかで上品

カシスとユーカリのスッキリエレガントな香りが主体。ほんのり下草や土っぽい森の香り、シダ、杉、ミントなど植物系の香りが豊かでした。上品なブラックチェリーや干しプラムの香りも顔を出します。

樽由来のバニラやロースト、チョコレート系の香りも控えめに出ていて、複雑でしなやかな印象を受けます。

味わい

とてもスムーズでエレガントな印象のワインです。

新世界特有の果実味の強く濃厚なワインではなく、冷涼地産を思わせる上品で繊細さを備えた滑らかで奥深い口当たり。ユーカリやミント、メントールなどを思わせる爽やかな清涼感もこのワインの美味しさを陰で支えてくれます。

余韻は長く、きめ細かいタンニンの渋みがいいアクセントになってます。

総括

久々に美味しいカベルネを頂きました。樽香が控えめでこれだけ複雑に作れるのはさすが実力派だなぁと思います。動物系の香りは少な目、植物系の香りが冴えるワインです。

おつまみ

☆試したおつまみ
キノコたっぷり炊き込みおじや(8/10点)

リゾット作ろうと思ったんですが、お米炒めるのが面倒なのでおじやになりました。

ごぼうとキノコ、シーフードミックス、イナダの醤油漬けを加えて、出来上がる少し前にアスパラを追加、最後にトマトとパルメザンを添えてみました。

一言でいうとカオス、トマトとチーズは無駄だったので二皿目からは載せず。

味は風味豊かな炊き込みおじや、油使ってないのでかなりサッパリです。赤ワインと合うのかと思ったんですが、これが意外とマッチ。

ごぼうやキノコの旨味や土の香りが、今回のカベルネの植物系の香りとヒット。すごく深い味になります。お米と赤ワインなのに不思議、ゴマの香ばしさもいい塩梅です。

口の中の水分量的にも均衡がとれていて、今回のワインだからこそ和風おじやが良くあったと思います。もう少し重たい赤なら濃厚なリゾットの方が良く合うと思います。

まとめ

植物系の香りを楽しめる上品な赤ワインだと思います。キノコやごぼうなどととても良く合います。

好みは◎、コスパは〇、ワインのユニーク度は◎

☆このワインと相性良さそうなおつまみ
マルゲリータ、ゴボウのキッシュ、地鶏の照り焼きなど
ワインで遊び、呑んで学ぶ♪
宅飲みワイン研究所長のテイスティングログ No.097

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