Lilliput Wines/Rutherglen/ワイナリー訪問No.127

ラザーグレン

ラザーグレンから少し外れた小さなワイナリー by 旅ガラス

リリプットワインズ-Liliput Wines-

  1. 内装 花屋などのようなボタニカルな印象
  2. 内装 改造アトリエのようにも見えます

葡萄園の大きさは8.5haとそこそこ広いですが、年間1000ダースと少し少なめな生産量のワイナリー。高級ワイン志向かどうか、機械化を取り入れたかどうかで生産量は変わりますが、このワイナリーの場合は高級ワイン志向だと思います。

沖積土壌でやはりラザーグレンでは珍しい。赤土系のイメージが強いのですが、そういうわけでもないそうです。灌漑(給水)は必要、南北に葡萄の樹が植えられ、日射量の等量にするように考えられて設計されています。まぁこれはどこのワイナリーでも基本的に一緒です。

ここのワイナリー独自だなぁと思ったのは、収穫後に剪定する枝を多めに行うところです。具体的にどれくらいなのかはわからないのですが、この剪定によって翌年の収穫する果実の大きさを小さくして生産量は減るものの上質な葡萄を作れると考える所です。

間引きなどを行って葡萄の房を大きく作る所が多いなか、冬場の剪定を多めに行うことで果実の房を小さくするというのは色々新しいです。また、葡萄の房が小さければ糖度よりも酸味や渋味が強く出やすいと思うので、その辺りはどう考えているか気になる所です。(HPみてて色々疑問がわいてきましたw)

テイスティング -Tasting-

今回テイスティングしたのは2種類

  • Merlot 2010
  • Syrah 2011

Syrah 2011

ダークチョコレート、刺すようなスパイスが口の中に広がる。ブラックチェリー

【ワイナリー訪問時の感想】個人経営のワイナリー

観光案内マップには非表示のワイナリー。郊外にある超小規模のワイナリーリストに載るワイナリーの一つでした。行先の途中にありそうなので寄っていく事に。

見た目は本当にアトリエのような花屋さんのような雰囲気です。ワイナリーという感じはあまりしません。家のガレージを改造したような印象を受けます。

接客も田舎のおばちゃん。のどかな雰囲気が素敵です。ワインに詳しいかは微妙ですが、親切ですしこだわりもってワインを作っているな、というのは言葉の節々に感じられました。さすがオーガニックワインを作るだけあってワイン造りに対して真剣です。

次行くときはゆっくりワインを味わえたらなと思います。

総合評価

ワイナリー行くべき度60%です。
(70%が合格点)

ワインは普通、個人的にオーガニックをそこまで評価してないのでコスパは悪く感じます。接客はよし、雰囲気も独特な雰囲気がありますが、設備的にイマイチな印象なので少し減点です。

呑んで学べ!宅飲みワイン研所所長の酔遊記!
ワイナリー訪問数 127軒目 / テイスティング数@ワイナリー 累計911

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