Downing Estate/Heathcote/ワイナリー訪問No.139

ヒースコート

ぱっと見一軒家ですが、秀逸なシラーズが楽しめます by 旅ガラス

ドウニングエステート-Downing Estate-

  1. 外観 赤レンガ造りの一軒家です。セラードアは車庫w
  2. 内装 まさに倉庫のような場所です
  3. ラベルデザイン 黒字のジンプル、そして植物っぽいマークが目印です
  4. 見た目頑固おやじなおっちゃんと2ショットw

  • 1995年に葡萄園を設立、最初のヴィンテージは1999年
  • 灌漑(給水)をしないため、収穫量は減るがヒースコートの中でも濃厚な色と味のワインができる
  • 全て19-24か月の樽熟成+ボトル熟成2年を経てリリースされる
    URL : http://www.downingestate.com.au/

Winemaker & Vineyard info

【Winemaker:Rob Ellis】

あれ、オーナーと名前が違うけれど、どこかで見覚えがあります。

とおもって検索かけたところ、以前高評価を出した「Hanging Rock Winery」のワイン醸造家でした。なんだ、接客してくれたおっちゃんは葡萄園の方担当でワイン造りは外注だったみたいです。

とはいえ幾つか掛け持ちして作れる実力があるのは素敵な事。実はRobert≒Rob?の疑いがあるのでまだ同一人物かは微妙ですが、おそらく同じだと思います。

【葡萄園-Vineyard-】

サイズ:10.4ha / 生産量:1700ダース
(Shiraz 7.2ha / Cabernet Sauvignon 2.4ha / Merlot 0.4ha)

1995年というのはHeathcoteの知名度が上がった年らしく、投資家がこぞってこの土地を買い求めたそうです。で、オーナーが目をつけたのは1994年。少しフライングした状態で土地を手に入れたそうですが、満足してる様子でした。

もともと24haの土地を買っているそうなので、今後も余裕ができれば生産量を増やす可能性がありそうです。

テイスティング -Tasting-

今回テイスティングしたのは6種類

  • Sparkling Merlot NV
  • Merlot 2012
  • Cabernet Sauvignon 2011
  • Cabernet Shiraz 2011
  • Shiraz 2012
  • Shiraz 2010

  :旅ガラスのお気に入り

どれも非常にレベルが高く、特にシラーズは秀逸!素晴らしいです

Cabernet Shiraz 2011
ブラックチェリーとブラックプラムメインの濃厚ワイン。甘い香りの後にマッシュルームの旨味が広がり、濃厚さに拍車をかくている。タンニンは上手に処理されており、タバコやペッパー系の淡い香りが余韻として長く続く。

Shiraz 2010
チェリー系、オークの香りがしっかり。ダークベリー系の香り、繊細な甘さが良い。タンニンは優しく存在感を消すように柔らかく、ほんのり残るスパイス感が複雑さを深めている。ぶっちぎりで美味しいシラーズでした。

【ワイナリー訪問時の感想】一軒家で細々営むワイナリー

旅ガラス
旅ガラス

隠れ家的なワイナリーでした

Roseちゃん
Roseちゃん

こういう飾り気のないワイナリーも職人の色が出ていて素敵ですね

うむ、まさに職人の一軒家の車庫を改造してワイン造りしてるような印象があります。

ちなみにお手洗い借りたので中に入ったのですが、まさに普通のご自宅のトイレでした。薄汚れたトイレばかり使っていたので、どこか落ち着くことができました(笑)

閑話休題

一軒家の車庫をワインの倉庫のように改造した内装ですが、大人の秘密基地や隠れ家感が出てて雰囲気は意外と良いです。

接客も頑固おやじみたいな外見してますが優しい。外見の話は蛇足?(笑)やっぱり外見と中身は違うもんで、フランクな接客でした。そしてワインの説明もしっかりしてくれます。

そして何よりこんな見た目のセラードアなのに美味しい!←失礼w
充分にテイスティングを満喫できたワイナリー訪問でした。

総合評価

ワイナリー行くべき度90%です。
(70%が合格点)

ここのシラーズは一度飲む価値があります。値段は少しお高めだったと思いますが、それに見合ったプレミアムのシラーズが楽しめます。雰囲気と接客も独特で色々覆されますwぜひトライしてみてください。

呑んで学べ!宅飲みワイン研所所長の酔遊記!
ワイナリー訪問数 139軒目 / テイスティング数@ワイナリー 累計1000

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