ALSACE Riesling 2019/Orschwiller/レビューNo.127

白ワイン

久々のアルザスリースリング、お手頃価格の割には美味しかったです

リースリング2019/オルシュヴィレール/テイスティングログ

「熟れたレモンに菩提樹、お手本のようなアルザスリースリング」
値段 1397円 | Tasting day : 2022/07/20
  1. 香り
    メイン(熟れたレモン、菩提樹、ヨウ素系のミネラル)
    その他(サワーアップル、タイム、フェンネル、鉛筆の芯など)
  2. 味わい
    柔らかい口当たりとフレッシュな酸が混じり合いながら、余韻にハーブやミネラルの複雑な余韻が楽しめるワイン
    酸(多めでフレッシュな酸主体、現在丸くなっている途中の印象)
    古樽か大樽?(ほんのりスモーク系の香り、調べたんですが、ちょっと見当たらず。ステンレスタンクだったらすみません)
旅ガラス
旅ガラス

輸入雑貨のJupiterで購入。一般的なアルザス系のリースリング。果実味も余韻のキレも中庸、バランスの取れたタイプが多いのが印象的です。


ワイン情報

アルコール:13%
生産者:オルシュヴィレール
品種:リースリング
飲み頃温度:8-10℃
インポーター:株式会社ローヤルオブジャパン

裏面エチケットより引用

柑橘系の果実やミネラルなどリースリング種特有の豊かな香り、果実の甘みとフレッシュな酸味が絶妙に調和した味わいです。

インポーターのHP見ると、意外と受賞歴が多いワインみたいです。
生産者のHPも見つけましたが、やっぱりラベル変えてるのか完全に別物なのか、今回のワインと同一と分かるものがないため割愛。下記インポーターの商品ページです。
http://www.royalofjapan.co.jp/wine/detail.php?no=13

合わせたおつまみ

ヨーグルト明太ディップ、絹ごし豆腐&クリームチーズディップ、ブルーチーズなど
相性:6/10点、8/10点、5/10点

【ヨーグルト明太ディップ】
これは賛否両論ありそうなので評価が難しい。

プロとしてならマイナスかもしれませんが、福岡にゆかりのある人間としては好ペアリングでした。ワインと合わせるとワインの酸味が明太子の辛さを際立たせ、そこにハーブの清涼感も加わるイメージです。ヨーグルトとワインの酸味が重層的でなのも〇。

ただ人によっては辛さが強くなってバランスが壊れるって考え方もありそう。判断に迷う所ですが、個人的にはアリという事で6点

【絹ごし豆腐&クリームチーズのディップ】
これも美味しい。豆腐たっぷりのディップなので意外とあっさりしてるので、ワインを飲むと更にアッサリさせつつ豆腐のうま味とかが際立ちます。方向性としてはあり。

ただし、今回の場合は日本酒の生酒系だったり、デザートワインなどだと上品なデザートのように生まれ変わらせる事も可能だったかもしれません。

旅ガラス
旅ガラス

甘くフルーティーな日本酒にはショートケーキやいちご大福も合うそうですが、豆腐やチーズなどのクリーミーな料理にも合うんですよね

ちなみにショートケーキ×日本酒を言ってるのは日本でもトップ5には確実に入るソムリエさんです。なんならトップでも良い人ですw(日本酒系の講演を聞いてるとちょくちょく出てきます)

【ブルーチーズなど】
普通でした。通常は甘口リースリング×ブルーチーズなので、そのせいではあると思いますが。

酸のサッパリ感はあるけど、チーズの美味しさを引き出すか?と言われると微妙です。より若ければフレッシュで果実味がチーズと溶け込む。より熟成させていれば、熟成した者同士の相乗効果が見込めます。そういう意味では2019年ってちょっと微妙な立ち位置でした。

【その他】
写真ないですが野菜スティックも試してます。ディップ何つけるかは別として、野菜毎に考えるなら

  • きゅうり
    瑞々しくて今回のサッパリ白ワインには〇、ただし青臭さが強いのでソーヴィニヨンブランだとより相性良さそう
  • ニンジン
    淡い甘味もあって、今回のリースリングとは好相性。野菜スティックとしては万能かな。
  • 大根
    ピリリと辛みが出るので、味に深みが出ます。酸味強いリースリングや軽めの赤と合わせるならかなり相性良さそう。白ワインで辛みで合わせるならゲヴェルツトラミネールとかアリかもしれません。

まとめ

お手本のようなアルザスリースリングだと思います。爽やか過ぎず辛すぎず甘すぎず、バランスの取れたお手頃ワインでした。

☆このワインと相性良さそうなおつまみ
白身魚のてんぷら(インポーターHPより)、サバとバジルのディップなど
ワインで人生をちょっと楽しくしよう
大人の宅飲みワイン&おつまみレシピ研究所|テイスティングログ No.127

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