余市町/仁木町の弾丸ワイン旅/2024年北海道ワイナリー巡り2

日本
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こんにちは、旅ガラスです。

2024年6月に北海道旅行、酒屋さんについて回ってワイナリー巡りをしてきました。
(前回記事のふらのわいんはプライベートで友達と訪問)

今回はその後半戦、余市/仁木地方のワイナリー巡りをした内容をシェアします。

余市町&仁木町

小樽から海岸沿いを東に30分ほど行った場所に余市町があります。

電車も走ってますが、現在廃線で話が進んでおり、公共交通はバスに変わる見込みとのこと。ところが運転手不足でどうしようか?って所で話が止まってるみたいです。

車社会なので、採算取れないというのは納得の話。
人口が減少していく日本ではきっと各地で類似の問題が発生してると思います。観光客は勿論、地元の利用者には不便になるので、うまく解決して欲しいものです。

余市言えばお酒好きにとってNikka Whiskyなんですが、日本ワインラバーにとっても注目の場所でもあります。

9月開催のラフェトという農園解放祭は有名で、チケットが一瞬で売り切れる人気。今回ワイナリー巡り旅中にチケット販売日で数名構えていたんですが、だれも購入ページまで行けずでしたw

でも一部のワイン好きの方々は安定して毎年参加しているので、コネやお金に物を言わせる手段も探せばあるのかもしれません。知ってる範囲だと、ふるさと納税とか航空券セットはあるみたいですね。

ちなみに余市町の町民になると数量は限られるもののどっかで直販してるってバーの人に聞きました。地元のご協力あってこそですし、移住者増やす意味でもよいベネフィットですね。

旅ガラス
旅ガラス

ご縁があれば参加したいもんですが、争奪戦頑張る気力もなく、いつか巡りあわせで参加できたらなと思ってます。

閑話休題

余市/仁木は葡萄以外の果樹も有名。たまたま訪れた時期がさくらんぼのシーズンで、仁木のあちこちでサクランボが実ってました。別日に歩いて仁木町ふらついたときに旅ガラスも無人販売で購入(なんと300円!)甘くてとっても美味しかったです。

後はリンゴ、Nikkaがウイスキー作る前にシードル作ってたという実話がある程度にはリンゴがしっかり育つ町みたいです。余市に限らず日本のワイナリーでもシードルの委託醸造受けてる所はちょこちょこありますね。

今回訪れてないんですが、ピンク・オーチャードさんがシードル専門の醸造所も余市作ってます。

酒屋さんもぜひ応戦したいとのことで、普段シードル飲まない旅ガラスも一本お土産で購入してきました(ワインと値段変わらなかったw)

まだ飲んでないんですが、開ける日を楽しみにしてます。

ワイナリーの雰囲気(写真)

今回伺ったのは以下のワイナリーです。

  • ドメーヌ・イチ
  • ランセッカ
  • 登醸造
  • ドメーヌ・モン
  • よかワイナリー

その後酒屋さんの飛び込み営業活動でついて回ったのですが、こちらは割愛。

写真メインに紹介してまいります。

ドメーヌ・イチ

醸造所を見せて頂きました。
これから畑仕事という事もありサクッと撤収。

旅ガラス、蝦夷泡シリーズが好きで(&他も好きだけど買えないw)、この旅行の後のワイン会でも一本目の泡で出しました。写真の一番右

蝦夷泡にも幾つか種類があって、基本食用葡萄から作られるペティヤンスタイル(写真はナイアガラ)、タイミングよかったのか余市の酒屋さんでも販売してるので、気になる方はトライしてみてください。

ランセッカ

お次はランセッカさん、滞在時間20分程度と言ったら駆け足でブドウ園見せてくれました。現状はランセッカのブドウ園の特徴を知ろうということで、試行錯誤しながら毎年微妙な変化をつけて栽培したり醸造にトライされてるみたいです。

試飲させてもらいました!Koyachi Passetougrain 2022
確かPinot NoirとZweigeltのブレンド、野いちごや梅など甘酸っぱく少し土系の香りも感じられた。

丁度瓶詰も一区切りつき、もう販売されてるだろうけど早花咲月のオレンジを新リリースするとのこと。今回連れてきてくれた酒屋さんにも入れてくれるということで、ご縁があれば飲みたいもんです。ちなみに今年は買えませんでしたw

登醸造

今回ワイナリー巡りした中で、サービス精神豊富で色々教えてくださったのが登醸造の小西さん。

ええ、旅ガラスも何度か飲んだことはあったんですが、今回ですっかりファンになりましたw

トップの写真は傾斜地のブドウ園を上から見下ろしいます。

「もう少しコクを出したい」という事で半年ほどマセラシオンしてる果汁(果皮に着けたままの果汁)

2024年ヴィンテージからはこれを数%加えてアクセントにするのだとか(まだ予定なのでどうするかは未定)

試飲させてもらったんですが、濃い&渋い。これ単体ではいいワインになるイメージないですけど、隠し味的には面白くなりそうです。

なんと、醸造所でブレンドして試飲させてもらいました!
ざっくり果汁だけ絞った物、果汁を絞って一定期間果皮につけて絞った物を1:1でブレンド、そこで上に乗せた果汁を少量追加して試飲。

旅ガラス
旅ガラス

それこそワイナリーで働かないと経験できない事させてもらいました。本当にありがたい!!

登醸造では基本的に1種類しか作っておらず(葡萄の委託栽培は受けている)、写真右から3番目が小西さんの作る「セツナウタ」

生産量も決して多くないはずなんですが、酒屋さんのミラクルパワーによって今年は2本購入できました。ちなみにみんなでワイワイ飲んじゃいましたが、「切ない時のお供に」という由来があるそうですw

ドメーヌ・モン

こちらは家紋のマークがロゴになっている、ドメーヌ・モンさん。自社農園の葡萄はPinot Grisのみです。

実は以前にイベントでお会いしたことがあり、その時は半芸能人のタカヒコさんが一緒だったおかげ?で、割とのんびりオーナーの山中さんと話す機会がありました。

ワインの醸造も細かく質問したんですが、とても謙虚で親切に教えてくださったのを覚えています。酔っ払いのノリでしたが、けっこう細かく葡萄栽培や醸造について尋ねてました。

Pinot Grisを選んだ理由も、純粋にその品種が好きなのと、タカヒコさんの元で2年研修した際に馴染みのある品種だったからとのこと(タカヒコさんはPinot Noirという葡萄のみ栽培、Pinot Grisは変異なので植物の特徴は似ている)

2023年はちょっと収量が落ちたそうですが、問題点ははっきりしてるので2024年は元に戻る見込みとのこと。

旅ガラス
旅ガラス

同行の酒屋さんにもぜひ沢山降ろしてください、と一同酒屋さん以上に目がギラギラしてましたw

旅ガラスは未だにご縁なく、売ってるのすら見たことないワインです。(今回同行した酒屋さんの抽選リストを除く)

そんな願いが通じたのか試飲させてもらえました!飲むのは2回目

和梨に柑橘の皮っぽい酸味と甘みと苦みでフレッシュなマーマレードみたい、そこに少し黄桃など。
果実味の主張は強め、熟度が高いのかタンクから直接故か、果実のフレッシュさが全面に出ており、酸と苦みが後から主張するようなイメージです。

瓶詰前だし、これから丸みを帯びて調和していくのかなぁという、ワイナリーならでは発展途上のワインを楽しむことができました。

よかワイナリー

2018年に耕作放棄地を買い取り、2023年に自社設備にて醸造をスタート。2022年は葡萄の収量も自社だけじゃ足りないため買い付け葡萄との混醸とのことでした。まだまだ新興ワイナリーです。

福岡県出身の方で「よかよか」が口癖でそこからワイナリー名になってるとのこと。
気さくな方で、農園をぐるっと一周。写真は一回草刈り済ませたそうなんですが、また生えてきたんだとか。本当に農園管理って大変です。

「先輩方が狭くて大変そうだから広めに作った」と言われてわかる通り、今回伺ったワイナリーの中でもトップクラスの広さでした。

葡萄の除梗用ラック、自作されたみたいです。こういうのは後発の強みだなぁと思いますしアイデアマンですね。

そしてHPの完成度が高い。単純なITの技術もあるんでしょうが、自社ワインのストーリーができていてブランディングがしっかりされてる印象でした。今後が面白そうなワイナリーでした。

まとめ

↑解散前にパシャリ、余市の馬場酒店で旅ガラス一人解散&お買い物w

酒屋さんについて回る旅、あっという間に終わりました。

10名(上に移ってるのは酒屋さんと一緒に営業同行した人たちw)
普段は絶対なかなか会う機会のない各都道府県の方と素敵な時間を共有できました。

来年もまた北海道で、もしくは違うタイミングにでも再開したいもんです。

酒屋さんについていくのはこれでおしまい、次回は居残りの旅ガラスの余市/仁木一人旅編に続きます。

大人の宅飲みワイン&おつまみレシピ研究所 by 旅ガラス
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