鍋×白ワイン/シャトー・メルシャン/萌黄/2020/レビューNo.95

白ワイン

「飲んだ人の生の意見が聞きたい!」
「寒い冬の鍋に合う料理を探してる」
「美味しい日本ワインが飲みたい」

日本ワインの大御所、シャトー・メルシャンのテーブルワインを頂きました。スーパーで買える中ではやや高めですが、それ相応の価値のある美味しいワインです。

では詳しくレビューしていきます。

シャトー・メルシャン/萌黄/2020/ポイント

「素材の味を生かした料理に良く合う飲みやすいワインです」
値段 1848円 | Tasting day : 2021/11/23
  1. 個人的な印象
    和食との相性抜群!やっぱり寒い時期のお鍋にピッタリのワインです。
  2. 特徴的香り/味わいは?
    フルーツ(リンゴ、洋梨、白桃)
    その他(スイカズラ、ジンジャーブレッド、蜂蜜、バター)
  3. どんな人にオススメ?
    和食と合うワインを探している方
旅ガラス
旅ガラス

近くのイトーヨーカドーで購入。1000円以下で買えるワインが増えてる現在、棚が高級の方に区分けされてました。日本ワインがそっちに置いてあるのはなかなか嬉しいもんです。

去年に2018年ヴィンテージを飲んでリピ買い。やや高めですが、それにふさわしい飲みやすさと複雑さを兼ね備えたワインです。この寒い時期に水炊きお鍋と合わせたくなります。

ワイン情報

【ラベルから読み取れる情報】

アルコール:11.5%
生産者:シャトー・メルシャン
生産地:日本

生産者はキリングループ、シャトー・メルシャン。歴史が古いのは勿論ですが、ここのワインって安定してるのに美味しいんです。本当は1000円くらいで売ってくれると沢山飲めるんですが、農地の狭い日本だとなかなか至難の業。

味的には2000-3000円でも十分なクオリティなので、お財布に余裕のある人には十分お手頃価格です。

いきいきとした酸とミネラル感、豊かな果実味がバランス良く調和した味わいのシャトー・メルシャン萌黄は、欧州系品種と日本固有品種を日常の食事に良く合うようにブレンドし、その味わいを日本の伝統的な色になぞらえ『萌黄』と名付けました。日本の食卓にぴったり寄り添う日本ワインのスタンダードです。

辛口
相性の良い料理:素材の味わいや出汁の風味を生かした料理(アサリの酒蒸し、豚しゃぶサラダ、ポン酢で頂く鍋料理など)

旅ガラスのテイスティングレビュー詳細

色合い

澄んだ輝きのあるグリーンレモンイエロー。淡くサラサラしており若々しく軽快な印象です。

香り

香りはやや控えめから中庸。

リンゴ、洋梨、白桃が主体だが繊細でクリーンな香り。ほんのり柑橘系の爽やかな香りもする。

石灰やバタートースト、優しい蜂蜜のタッチにピリリとジンジャーな香りも見つけられる。

味わい

口当たりは切れがありながら軽快。アルコールは控えめかと予想される。

ドライで爽やか、シャープな酸とミネラル、優しく穏やかな苦み。コンパクトにまとまった日本らしさを感じるワインです。余韻はやや短い。

総括

単体でグイグイ飲めるけれど勿体ないと感じるワインです。美味しいから飲める、でも食事と合わせたらもっと美味しく飲めそうと感じさせてくれます。旨味のある食材との相性がよさそう。

おつまみ

☆試したおつまみ
鶏むね肉のネギネギ親子丼スタイルチーズかけ(8/10点)

青ネギとタマネギの入った鶏むね肉炒め。

味付けは酒・味醂・醤油がベースの薄味、一口大に切った鶏むね肉を蒸し焼き気味に調理して最後に卵でとじました。単なる和食過ぎるとつまらないのでガーリックチップにドライバジル、チーズを入れて濃厚に仕上げてます。

味は美味い!出汁は入れてないけど日本酒の甘さと鶏肉の淡泊な旨味がよくマッチしてます。アクセントになるのはバジルとガーリック。味にアクセントが付きます。

ワインにはどうかな?と心配してたんですが充分旨い。親子丼のままだとワインとの相性は上がると思うのですが、味がシンプルで飽きると思います。特に写真の3倍の量作ってるので(笑)

チーズ×和食テイストもいい塩梅です。ナチョラルチーズのおかげで癖もなく、ワインの樽由来の香りとも良い相性です。

勿論ポン酢で食べる水炊き鍋なんかも美味しいんでしょうが、こういったイタリア風和食みたいなテイストも美味しく頂けます。

まとめ

和風全般と相性のよい食中ワインだと思います。ラベルにも記載がありますが、ダシが活きた料理と良く合います。

好みは◎、コスパは〇、ワインのユニーク度は〇

☆このワインと相性良さそうなおつまみ
焼き鳥塩、磯焼き、生姜焼きなど
ワインで遊び、呑んで学ぶ♪
宅飲みワイン研究所長のテイスティングログ No.095

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