「飲んだ人の生の意見が聞きたい!」
「日本の赤ワインが飲みたい」
「日本ワインの欧州品種ワインって美味しいの?」
この前のワイン会で出したテンプラニーリョ、ほぼ一人で飲んでました。
では詳しくレビューしていきます。
都農ワイン/テンプラニーリョ/2013/ポイント
値段 約3000円 | Tasting day : 2021/12/18
- 個人的な印象
タンニン滑らか! - 特徴的香り/味わいは?
フルーツ(プラム、ドライフルーツ、熟れたグレープフルーツ)
その他(クローブ、アニス、ペッパー、バニラ) - どんな人にオススメ?
熟成した赤ワインが好きな人
ワイナリーに直接行って購入。Zoomイベントに参加する際の購入品でバックヴィンテージ、2020年のヴィンテージが3000円程度で売ってたのでその値段を参考にしてます。
Zoomイベント中にアナログで撮影の様子もみるという面白い経験してきました。なかなか素敵なワイナリーなのでオススメです。スペインほど樽の香りが強くない印象、アルコール度数も低めで、赤のなかでは割とあっさり飲めます。
ワイン情報
【ラベルから読み取れる情報】
アルコール:12%
飲み頃温度:10-15℃
タイプ:赤・辛口・ミディアムボディ
生産者:都農ワイン
生産地:日本、宮崎県
台風時期を避けるために、成熟の早い赤品種を探し求めてたどり着いたのがテンプラニーリョでした。この品種名の由来はスペイン語のTemprano「早熟な」という意味です。暑い夏に熟度が上がり、8月下旬には収穫ができます。2008年から栽培をはじめ、土づくりなどの独自の技術によって、納得のいく果実を収穫できました。プラムやベリーに加え、スパイシーな香りと心地よいタンニンが楽しめます。肉料理との相性も抜群です。
旅ガラスのテイスティングレビュー詳細
色合い
かなりオレンジがかった、熟成して多少の濁りがみられる紫色
香り
香りは非常に繊細、プラムの香りがします。
そしてクリーミーなバニラや乳製品、ほんのり樽のニュアンスも感じられます。
味わい
口に含むとスーッと流れるような味わい。まさにシルキータンニン。
スペインのテンプラニーリョよりも香りやボディは控えめ、エレガントに甘いスパイスとほんのり香プラムを楽しむようなワインです。本当にスルスル飲める危ないワインです。
総括
久々に熟成したワインをのみましたが、やや飲み頃逃した感のあるワインでした。もう少し温かい温度で飲むべきだったのか、香りが引き立ち切らないうちにスルスル飲めてしまったので、今回は反省です。
おつまみ
チキン南蛮&カブの蒸し焼き(8/10点)、エビのサラダ(3/10点)、もつ豚汁(8/10点)
都農ワインをメインにした試飲会ということで、宮崎名物チキン南蛮を主軸、副菜にエビのサラダともつ豚汁を頂きました。
チキン南蛮の甘酢ソースとタルタル、悪くない。でも付け合わせのカブ×タルタルソースの相性が非常に良い(笑)カブの瑞々しさと苦みがテンプラニーリョとマッチ、タルタルソースもさっぱり仕上げたのが功を奏しました。
エビのサラダはイマイチ、これはやっぱり白ワインと合わせたいメニューです。
もつ豚汁とは相性良し。チキン南蛮より相性良かったです。不思議。ワインの繊細な香りはどうしても消えるんですが、口当たりに残るテクスチャーは残ってしっとり、ほんのりモツ豚汁の余韻とワインの余韻が混じって上品にフィニッシュできる印象でした。ワインの香りは繊細ですが、持続性があるイメージです。美味しかった。
まとめ
口当たりが非常に柔らかいワインだと思います。スペインの樽香や果実味が支配するよりも、あっさりと纏まったワインの印象です。
好みは〇、コスパは△、ワインのユニーク度は◎。
抹茶アイスクリーム、モツ煮、きんぴらごぼうなど
宅飲みワイン研究所長のテイスティングログ No.100
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