こんにちは、旅ガラスです。
2024年6月に北海道旅行、酒屋さんについて回ってワイナリー巡りをしてきました。
(前回記事のふらのわいんはプライベートで友達と訪問)
今回はその前半戦、岩見沢/空知地区のワイナリー巡りをした内容をシェアします。
家族や個人でワイナリーを営んでいる小規模生産者がメインのため、普段はなかなかお話聞けない生産者の方ともお話させていただけました。
今回は旅ガラスが印象に残った内容をサラッとお届け
空知地方
空知郡と言われるのは現在6町村、隣接しあってるわけではなく点在する摩訶不思議な配置をしています。
- 南幌町(なんぽろちょう)
- 奈井江町(ないえちょう)
- 上砂川町(かみすながわちょう)
- 上富良野町(かみふらのちょう)
- 中富良野町(なかふらのちょう)
- 南富良野町(みなみふらのちょう)
教えてChatGPT!と相談してもいまいちな返答(質問の仕方が悪いw)
なので、時々嘘つくWikipedia先生によりますと
- 空知郡がおかれたのは明治4年、北海道開拓時代
- 市町村合併が続き、郡より離脱する市町村が出てくる
- 歯抜け状態の空知郡が出来上がる
そのため、ソムリエ協会の教本では空知地方と纏められてるみたいです。
現在ワイナリーが増えてるので、今後は空知地方の岩見沢市や三笠市というように覚えていくようになるかもですね。
ワイナリーの雰囲気(写真)
今回伺ったのは以下のワイナリーです。
- Nakazawa Vineyard
- Kondo Vineyard
- 10Rワイナリー+Irenka
- YAMAZAKI Winery
- Miyamoto Vineyard
- 宝水ワイナリー
写真メインに紹介してまいります。
Nakazawa Vineyard
中澤ヴィンヤード、雑草がボーボーなのが特徴w
これは別に管理を怠ってるとかではなく、自然により近い環境で葡萄を育てたいという哲学から雑草を無理に刈り取らないようにしてるみたいです。
雪が降るので、葡萄を寝かせるように仕立てるのが北海道葡萄栽培の特徴だそうです。
ここの栗沢ブランや栗沢ルージュは生産量が少なく非常に人気で、全然手に入らないことでも有名(同行者に聞きましたw)ちなみに栗沢町で作られるから栗沢〇〇とついてるみたいです。
飲んでみたいけど、なかなか巡り合えないんだろうなー
生産量の少ない日本ワインあるあるですね。連れてきてもらった酒屋さんの営業力に期待です。
Kondo Vineyard
近藤さんは実家兼醸造所。中も見学させてもらい、写真は地面に埋まったクヴェヴリ
ジョージア伝統のワイン醸造容器で輸入したものだとか。今は需要に対して職人不足/生産量不足で手に入らないそう。
写真は家庭用の小さい物、トップの写真は産業用の大きいで作るのに時間がかかるそうです。
なので日本の焼酎甕を作るメーカーに作ってもらったり、コンクリートで作ったものを増設してみたりと、色々試行錯誤しているようです。これがコンクリートだったかな?
自宅地下の醸造や熟成スペースも拝見させてもらいました。
近藤さんもいわゆる自然派に属し、極力ポンプを使いたくないそうで、重力を使ったりサイフォン現象を使ったりとこだわりを感じます。(まったく使ってないわけではないみたいです)
知識として知っていたクヴェヴリも直接見たのは初めてだったので、とても貴重な体験させてもらいました。
10Rワイナリー+Irenka
ワイン醸造の設備を共有、実地研修もさせてくれる10Rワイナリーさん
ブルースさんという方が醸造長をしているそうですが、残念ながら雨でお休み。
代わりにお隣に畑を持つ永井さん(ブランド名はIrenka)が来て、ハイエースのトランクドアを開けた軒下でお話頂きました。
「こんな雨で出かけたくない!」と10人居たら12人くらい言いそうな土砂降りのなか、わざわざいらっしゃってくれる非常にお優しい方ですね。
ピノノワールを専門としていて、昨年は鳥害で生産量が3割減ったとか、クローンはどんなの植えてどんなクローンが好きなのかなど語ってもらいました。
以前参加させて頂いたワイン会でIrenkaを差し入れしてくれた方がいらっしゃり、幸運なことに飲んだことがあります。美味しかったのでまためぐり逢いたいもんです。
YAMAZAKI Winery
ヤマザキワイナリーではありがたい事に試飲をさせて頂きました。特別な物でワイナリーかJRのとある車両でしか飲めないんだとか。
試飲しながらオーナーの山崎太一さんからお話を伺うことに。非常に個性的かつ勉強をされている方で、現在ワイナリーの作業をしつつ子育てしつつ大学院で勉強もされる超絶パワフルなお方です。
都市計画や行政事情などお話頂きましたが、結論はワイナリーを通じて空知地方を活性化させたいというお話でした。そのために何ができるか、どんなブランディング戦略があるのか、ワインツーリズムの先行事例など多角的視点でお話聞かせてもらいました。
カリスマがある方で、会話から伝わる熱量の高い方でした。空知地方に限らず、日本ワイン界を盛り上げてほしいもんです
Miyamoto Vineyard
ここはオーナー不在のためブドウ園の見学だけでした。
キレイに整えられており、几帳面そうな性格やクリーンなワインを作りたいのかな?というような想像が巡ります。まだ飲んだことないんで当たってるかわかりませんがw
幹も少し細くて樹齢が若いのかな?それとも品種特性?などなど、説明ないならないで色々考えることは出てきますね。
ワインはプリズム有名、1万まではいかないけどけっこうお高めで強気の価格設定だったと思いますが、それでもなかなか手に入らない。きっとそれだけ評価されてるワインなんだと思います。
宝水ワイナリー
こ
↑ワイナリー内に張られていたポスターをパシャリ
映画「ぶどうのなみだ」のメイン部隊らしく、2回にはその時使われた小道具などの展示がありました。
また、セラードアがしっかり完備しており、予約なしで試飲ができたり、外の売店でソフトクリームを買えたりなど観光客を受け入れる準備ができています。
二回はギャラリーにもなっており、HP見ると休憩スペースとしても使えるみたいです。うん、旅ガラスが伺ったときは閉店前、なのでランチレストランやカフェなのかと思ったのですが、それとはまた違うようです。
ボトルエチケットはこんな感じ、雪の結晶がモチーフになってます。
試飲は数種類させてもらい、バッカスがミネラルが感じ取れるワインとのこと。海洋系の土壌。有名なのはシャブリですね。
旅ガラスは香りからはそこまで感じられず、口に含んだ時のテクスチャーの部分で「いわれてみれば石灰岩系かな?あと少し塩味ある?」みたいなワインでした。
詳しくは宝水ワイナリーのHPをご覧ください
https://housui-winery.co.jp/vineyard.html
まとめ
とっても貴重な体験となった北海道ワイナリー巡りでした。
個性あふれる、およびかなりマニアックなワインのお話を聞けて楽しかったです。うん、多分ワインに興味ない人からしたらとても退屈だったと思いますw
今回紹介したのは北海道ワイナリー巡りの前半、後半は余市を巡った話を紹介します。
毎日を楽しくしたい?それならワインと仲良くしよう!
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