甘いモスカートワインで有名なオーストラリアのマンモスワイナリー by 旅ガラス
ブラウンブラザーズ-Brown Brothers-
- 外観 綺麗に整えられた芝生でリラックスできるようになってます
- ソファ 庭のソファが気持ちよくてついついウトウトしちゃいます
- ボトル一覧 これでも全部ではないですが、かなりの種類のワインを生産しています
- 中国系のインターン学生と2ショット
- 1889年創業、140年以上続く老舗ワイナリー
- オーストラリアモスカートとプロセコの立役者
- 多くのワイナリーを買収し、オーストラリア各地にグループワイナリーを持つ
URL : https://www.brownbrothers.com.au/
葡萄畑 計840ha / 下記グループ含め葡萄園のあるワイナリーエリア一覧です
- King Valley Milawa & Banksdale
- Heathcote
- Murray valley
- Tamar Valley
- Tasmania`s East Coast
ワイナリーの歴史(スキップOKw)
1885-1889年
創業者のJohn Francis BrownがVIC州のMilawaにRiesling, Muscat, Shirazをメインに植栽。当初はたった10acの土地でした。
1916-1920年
フィロキセラが猛威を振るい、葡萄の樹をすべてアメリカ系の台木に交換された。当時10000ガロンほどの生産量のワインはほとんどメルボルンで販売された。
1933-1934年
2nd generationのJohn Charles Brownがワイナリーの仕事に参加。6000ガロンの酒精強化ワインのタウニーをイギリスに輸出
1958-1962年
3rd generationのJohn Graham Brownが仕事に加わる。1962年にはオーストラリア産の最初のリースリング貴腐ワインが作られる。
1968年
霜害でその年の葡萄がすべてダメになる。それを機に霜害のないMystic Parkの葡萄畑を購入する。
1980年
現在のセラードアがオープン
1989年
100周年を記念して小規模ワイナリーの「Kindergarten Winery」を設立。試行錯誤を前提としたワインの研究室。
1994年
Banksdale vineyardを購入。レストランPatricia`s Tableがオープン
1996-1998年
4th generationがビジネスに加わり、Heathcoteの土地を購入。また、現在の看板商品であるMoscatoの市場参入。
2003年
Flagship Patricia collectionシリーズがリリース。
2009-2010年
現在の看板商品Proseccoをリリース。
2015-2020年
4th generationのKatherine Brownがワイナリーチームに加わり、初めての家族内の女性メンバーとなる。2015年と2017年には`Most Loved Brand`に選ばれ、他の4th generationのメンバーもビジネスに携わっている。
テイスティング -Tasting-
今回テイスティングしたのは18種類
- Sparkling Moscat Rose NV
- Albarino 2017
- 1889 Chardonnay 2016
- Chardonnay CDO 2016
- Sparkling 2008
- Shiraz Sparkling 2014
- Montepulciano 2016
- Tempranillo Graciano 2016
- Graciano 2015
- Malbec 2015
- 1889 Shiraz 2015
- Shiraz Ten acres 2015
- Shiraz Cabernet Sauvignon Ten acres 2015
- Durif 2015
- Cabernet Sauvignon 2012
- Shiraz 2012
- Shiraz Mandeuse Cabernet Sauvignon 2013
- Grand Tokay
:旅ガラスのお気に入り
:レア品種
Chardonnay CDO 2016
トースト系の香ばしい香り+ライムのさっぱりした苦みのある切味。なかなかバランスが取れてます。
Montepulciano 2016
読み方はモンテプルチアーノ、イタリア系の品種でオーストラリアでもときどき見かけます。
薄紫色、ライトで香りはほんのりフローラル。ダークチェリーベースに塩味やスパイスが織りなすセイヴォリーな味わいです。
Graciano 2015
読み方はグラシアーノ。スペイン系の赤葡萄品種ですが、オーストラリアではあまり見かけません。
ほろ苦が好きな人向け。サワーチェリーのような酸味のあるフルーツの味わいにナツメグやクローブなどの甘いスパイスが混じり合ってる。苦みが際立つ。
Shiraz 2012
とってもスムーズでスルスル飲める危ないワイン。ブラックベリー主体で甘く、味わうと色々なスパイスやダークベリー系の味わいが楽しめます。
【ワイナリー訪問時の感想】
観光客であふれ、とっても広いセラードアでした
ワインも楽しめたんじゃないですか?
ワインは選択肢多すぎて飲むのが大変でした。
市販されている一般の物から見たことないのまでより取り見取り、全部テイスティングできます。おそらくツアー参加などした場合にはヴィンテージなども飲めると思いますが、無料とは思えない十分なラインナップです。
ワインの種類も豊富。King valleyだけあって、イタリア系の品種の栽培がこのエリアでは盛んです。飲んだ事ない種類もありました。
他、スタッフがよく教育されています。けっこう中国系の人など学生のバイトと思しき人が多いのですが、しっかり教育されていてワインに詳しいです。担当してくれた人はワイン醸造を学んでる最中の学生さん、中国語が話せるので冬休みのバイトで来てるそうでした。
総合評価
ワイナリー行くべき度85%です。
(70%が合格点)
やはり大手の圧倒的なコスパとワインの品質の良さがあります。接客や雰囲気もよく、ブラウンブラザーズファンは必見のワイナリーです。
ワイナリー訪問数 129軒目 / テイスティング数@ワイナリー 累計933
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