空港なんかでもときどき見かける筆頭ヒースコートワイン by 旅ガラス
サンギーンエステート-Sanguine Estate-
- 内装 セラードアというより綺麗に掃除された倉庫の印象
- 看板 かの有名なPenfoldsグランジのshirazと同じレベルと言ってます。強気
- テイスティングしてるときの様子、けっこう人が来てました。
- 綺麗なお姉さんと2ショット、笑顔はいただけませんでしたw
- 1997年創業、現在2世代目が営むワイナリー
- 2002年までの5年間で生産量が約4倍に!当初半年でリリース分が売れたため、農家と契約を結び自分たちの敷地にワイナリー施設を建設、無事拡大に成功する。
- Black Bearの名前のビールブランドも持っている模様
URL : www.sanguinewines.com.au
Winemaker:Mark Hunter
子供の頃からワイン造りに関わっていたサラブレット。2002年にHeathcoteに家族で移動してきたときはPeter Dredge(Red Edge heathcoteのwinemaker)と共同でワイン造りを行う。Peterは古典的で野生酵母、全房発酵、実験推奨&できる限り手を加えずに土地の味を引き出すワイン造りを心がけていて、当時のMarkの手法と正反対だったため大きく影響を与えたそうです。
その後の経歴
- 2004年にワイナリーが完成、正式にマークがサンギンのワインメーカーに就任
- 2005年にブレンドマネージャーとしてBen Riggs (Mr Riggs, Pennys Hill, Zontes Footsteps, Black Chook, Wirra Wirra etc etc)が加わり
- 現在はHeathcoteの幾つかのワイナリーの契約ワインメーカーです。
Domaine Asmara, Sheoak Hill and Red Red Wine (Simon O’Donnell’s – former Australian Cricketer – own brand).
マーク氏は20年ほどの経歴のなかでシラーズ、シャルドネ、テンプラニーリョでトロフィーを獲得←これだけ色々な品種でトロフィー取るのは珍しいです。
現在はBen Riggs氏がConsultantとしてMark氏のワイン造りを手助けしています。
葡萄園-Vineyard info-
23.5ha(shiraz 21.5ha, others 2ha)
品種:Shiraz, Merlot, Cabernet Franc, CabernetSauvignon,Petit Verdot, Viognier, Tempranillo, Chardonnay and a “mystery” vine←ネビオーロという説も)
基本的にシラーズをメインで作っているそうですが、2haのSalad Blockという場所で8種を実験的に育てているそうです。そのうち一つは曾祖父の土地から適当に持ってきたそうです(笑)HPにはmysteryと記載がありましたが、違うところにはNebioloの文字が。他のバラエティと入れ替えたのか、それとも判明したのか。
ぜひぜひ実際足を運んだ際に推理していただければと思います。
テイスティング -Tasting-
今回テイスティングしたのは7種類
- Chardonnay 2017
- Rose 2017
- Kindred Shiraz 2016
- Progeny Shiraz 2016
- Inception Shiraz 2015
- Dorsa Shiraz 2015
- Cabernet Sauvignon French Petit Verdot 2016
:旅ガラスのお気に入り
Progeny Shiraz 2016
ブラックチェリーの上品な甘みとクリーミーでまろやかな口当たり。力強さより柔らかさがあり、ほどほどの重さです。スパイスもほどほどに感じられ、タンニンはとても柔らかいので飲みやすい。
Inception Shiraz 2015
Progeny Shiraz 2016に比べてスパイスが豊富、苦みも強くセイヴォリーなシラーズ。やはりブラックチェリー中心でスモーク系、スウィートスパイスの余韻が長。オークの香りも重すぎず、複雑さを深めているし、タンニンも良いアクセントになっている。
【ワイナリー訪問時の感想】飾らないテイスティングルーム
倉庫の中なので広々、そして掃除が行き届いています
倉庫というとどうしても雑多なイメージがありますが違うんですね
うん、大抵の倉庫テイスティングの場合は雑多なので間違ってないです。
ただし、このワイナリーでは掃除が行き届いていて床も綺麗。単純に新しいというのもあるとは思うのですが、倉庫でサッパリ綺麗に仕上がってるのは気持ち良いです。
肝心のワインですが、やはりシラーズを色々飲み比べできるのが良いです。それぞれのヴィンヤードで微妙に味が変わり、良い感じでそれぞれ個性が際立っています。高いのはなんと一本200ドルですが、$40くらいのでも美味しかったです。それでも個人的には高いですが、heathcoteでは一般的な値段です。お財布に優しくないですが、素敵なテイスティング経験はできるので、ぜひお近くよる際はお試しください。
総合評価
ワイナリー行くべき度88%です。
(70%が合格点)
ワインはコスパがイマイチですが、それでも買う価値のあると思います。雰囲気も倉庫とは思えない綺麗さで清潔感あってOK。接客もしっかりしてますので、ワインの事を聞いてもOKです。
ワイナリー訪問数 142軒目 / テイスティング数@ワイナリー 累計1017
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