倉庫の中でフルボディの赤を沢山堪能できます by 旅ガラス
ワラビラワインズ-Warrabilla Wines-

- 外観 金属トタンで作られた倉庫のような趣、というより倉庫そのまんま
 - 内装一角 値段表と箱売りばら売りでずらり。ほんと工場とかみたい
 - ワインラベル クラシック調の絵が載ってます
 - 優しいおばちゃんと2ショット
 

- 1991年からヴィンテージを出しているファミリーワイナリー
 - クリスピーなリースリングと良質なフルボディ赤ワインが特徴
 - コスパもかなり良く、特にクリスマス前のまとめ買いはお得です
URL : https://www.warrabillawines.com.au/ 
創業者は150年以上続く5世代目のワイン醸造家。2012年に娘さんがチームに加わり、いずれは6世代目になる予定です。
葡萄畑は二つあります。
 セラードアの隣、痩せた赤砂で軽快でフレッシュな香りのワイン造りに適します。
西に5km要った川沿いの尾根、粘土質を含む深紅の砂壌です。粘土質がタンニンにより重さ与えるそうです。
バラエティ豊かな赤ワインを楽しめるので、いろいろ試してみたい人と相性良いです
テイスティング -Tasting-
今回テイスティングしたのは15種類
- Marsanne 2014
 - Riesling 2016
 - Riesling 2017
 - SMITHY`S Blend(Shiraz, Durif, Cabernet) 2016
 - Grenache 2016
 - Cabernet Sauvignon 2013
 - Cabernet Sauvignon limited 2013
 - Zinfandel 2013
 - Shiraz 2014
 - Shiraz Single Vineyard 2015
 - Shiraz limited 2015
 - Durif 2013
 - Durif 2014
 - Durif limited 2015
 - Grand Tawny
 
:旅ガラスのお気に入り
ここはフルボディのような濃厚でパンチあるワインが好きな人はしっかり楽しめるワイナリーでした。
Cabernet Sauvignon 2013
 ブラックチェリー、シナモン、心地よいスパイスでバランスが良い。4年物のカベルネもなかなか秀逸です。
Shiraz limited 2015
 ダークベリー系主体、クリーミーなニュアンスが強く、全体的に甘い香りが強め。バニラやシナモンなどの甘いスパイスの余韻が長く、滑らかなタンニンが素晴らしい。ラザーグレンは2015年は雹害で収穫量激落ちですが、かなりクオリティの高いワインができてます。
Durif limited 2015
 17%もアルコールあるのに飲みやすい。かなりソフトな飲み口。チェリー系の甘く、ジューシーな味わい。やっぱり2015年物は早飲みが良いっぽい。

Durifといえばオーストラリアのプティシラーですね。思ったよりタンニンのインパクトが弱いですね

2015年は雹害で生産量激落ち、糖度激マシ=アルコール激高にはなったけれど、タンニンの力強さは少し弱めかもしれない。なのでセラー保管させるなら違うヴィンテージがオススメです
ってセラードアのおばちゃんが言ってました!(笑)
2015年はかなり濃厚で飲みやすいけれど、ガツンっとくるタンニンが溶けるように滑らかになるのが好きな人には若干物足りないかも?香りの芳醇さで言えばピカイチだと思いますが、繊細さや複雑さは長期熟成したものに比べると劣ります。
この辺りは好みが出るので、お好みに合わせて選んだらよいと思います。
【ワイナリー訪問時の感想】パワフルな赤が際立つワイナリー
セラードアの中は広めな倉庫で雑多、でもテイスティングカウンターは雰囲気良さげです。夜はヒップホップとか流れてオシャレなバーになりそうな雰囲気があります。営業は昼だけだと思いますが(笑)
接客も好印象。ちょっと地方の訛りが強めでしたが、こちらが聞き取れないとわかるとゆっくり話してくれます。ワインの説明も丁寧にしてくれました。
総合評価
ワイナリー行くべき度85%です。
 (70%が合格点)
ワインの質、コスパ、接客、雰囲気すべて高得点です。ラザーグレンに行くならオススメしたいワイナリーの一つです。
ワイナリー訪問数 116軒目 / ワイナリーテイスティング数 累計831
 

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