ヤラバレーと言えば数多くのワイナリーが競合するワイン地域。メルボルンからも近いのでオシャレにワインテイスティングを楽しみたいという人も多いはず。
でも、
「どのワイナリーに行けば失敗しない?(;’∀’)」
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
そんな悩みもこの記事を読めば解決!
旅ガラスはオーストラリアのワイナリー300軒以上訪問してます。ヤラバレーの訪問数は20軒以上、車中泊で朝から晩までワイナリーで試飲する飲んだくれ旅してました(笑)
そんなワイン狂の旅ガラスが、目的別にオススメを紹介させて頂きます。
ヤラバレーってどんな場所?事前に抑えておきたいポイント
大きく分けて二つあります。特に初めてヤラバレー行く人は抑えておきましょう。
- アクセスと所要時間
- 日本で売っている「オーストラリアワイン」とは全然違う!
アクセスと所要時間
メルボルンから車で約1時間です。車で行くのが基本になります。
アクセスとしては以下の2つがメインになります。
- ツアーに参加する
- レンタカーや友人の車で行く
また、「個人で行きたいけど免許ない、どうしたら良い?」という方、こんな方法もあるよというもの以下の記事にまとめてますので、気になる方はどうぞ
【ヤラバレー/自力アクセス】ツアー以外でも行けちゃうヤラバレー
オーストラリアの飲酒運転や下記紹介するツアーに関しても触れてますので参考になると思います。
ツアーで行くときの注意点
ツアーはざっくり3種類
- 現地ガイドのツアー
- 日本語ガイドのツアー
- 個人ガイドの自由にプランの組めるツアー
目的にもよりますが、ツアーを申し込むときに見ておいた方が良いポイントは2つ
- 料金設定(1人参加だと値段が2倍になることも。その他参加者不足でツアーがキャンセル)
- 試飲数(時間的にほとんど試飲できない/別料金パターンなど)
- 集合場所と時間(友達が集合場所わからず5分遅刻しておいてかれました)
レンタカーで行くときの注意点
↑全体のイメージです。
「ヤラバレー-Yarra Valley-」と入力してもナビは反応しません。特に目的地を決めてない場合は以下のどれか入力しとくとワイナリーエリアに向かえます。
- リリーデール-Lilydale-
- コールドストリーム-Coldstreem-
- イェーリング-Yering-(google先生の表記をヤーリングですが、発音はイェーリング)
その他「海外レンタカー不安だよ」という人向けにオーストラリアでレンタカーする注意点まとめてますので、気になる方は読んでみてください。
【交通ルールと罰金】オーストラリアレンタカーの注意事項Part.1
日本で売っている「オーストラリアワイン」とは全然違う!
ヤラバレーのワインは白ワイン全般&あっさりめの赤がメインです。なので、日本でよく見る「オーストラリアの赤ワイン」とだいぶ違います。
この赤ワイン、薄いしおいしくない。ヤラバレーのワインは高いだけで全然美味しくない( ノД`)シクシク…
これ、当時ワイン初心者だった旅ガラスの感想です。
濃厚でフルーティーなのが飲みたかったのに、水みたいに薄くて渋みもない。
原因は気候、冷涼地のヤラバレーでは濃厚な赤ワインを造るのは難しいんです。代わりに繊細で上品なワインが生まれるので、赤ワインが苦手な人でも入りやすいです。
もし濃厚な赤ワインが好きなら「ヒースコート-Heathcote-」に行くのがオススメです。
メルボルンから車で北に1時間半~2時間。非常に濃い色の赤ワインができ、味も濃厚で甘いベリー系、とてもフルーティーです。世界的にも注目を集めている、新しいワインエリアです。まとめ記事はまだですが、訪問ワイナリー記事ならあるので興味ある方はどうぞ
食事に合わせるワインが好きな人はヤラバレーで十分だと思いますが、「オーストラリアの赤ワイン大好き!」って人はヒースコートを訪れるのも選択肢の一つです。
誰でも楽しめる観光地ワイナリー2選
「ワイン飲むだけならレストランでも良くない?」
そんなあなたには、観光の楽しめるワイナリー2軒を紹介いたします。
ドメイン・シャンドン-Domaine Chandon-
かの有名なシャンパンブランド「モエ-Moet-」のオーストラリア支部です。
「ワイナリーでシャンパン飲んでます!」っていうだけでオシャレです。シャンパングラスに細かい泡がプカプカ浮いてくるのも心くすぐります。
ラグジュアリーな内装で優雅な気分を味わったり、セルフツアーでワイナリー内部が探索できます。バスツアーのプランにもよく含まれているので、多くの観光客が訪れます。
当時の試飲は$10で3種類(泡3)、泡飲み比べという貴重な体験でした。HPで予約受付してるのは$27と$32のプレミアムテイスティングのみですが、予約なしで行える$10テイスティング継続してると思われます。
イェーリング・ステーション-Yering Station-
とにかく種類が豊富!敷地が広い!そしてヤラバレーの中でもかなりの老舗です。
洒落たレストランも併設、歴史を感じさせる展示もあり博物館感覚でフラフラできます。また、テイスティング6種とチーズプレートのセットが$25とお手頃で楽しめます。「とりあえずどこかワイナリー行くか」っていうときにオススメです。
現在は試飲が$10or$15(一本買えば無料)、10種類以上の中から5種類選べます。当時は無料で試飲できたので、団体じゃなければ無料の可能性もあります。
デート/インスタ映え/少人数向きのワイナリー3選
「恋人や友人とのんびり飲めるところに行きたい」
そんなあなたに3ワイナリーをピックアップ。旅ガラスがうかがった際にカップル多めだったり、友人とのんびり飲めそうだなぁって思った場所を紹介します。
オークリッジ-Oak Ridge-
デートでまず思い浮かぶのはこちら。雰囲気の良いテイスティングバーがあり観光客もカップルや女性客がメインでした。着座してのんびりテイスティングできるのも嬉しいです。レストラン併設で要予約(1人$95のコースのみ)、記念日にはピッタリの場所です。
建物もデザイン賞を取ったので存在感のある赤色のシルエット、新しい建物なので中も綺麗です。また、ガラス張りで葡萄畑が見えるのでワイナリー来た感が味わえます。
当時の試飲は無料で8種類(白2、赤6)、ピノノワール(赤ワイン)の飲み比べができる&良いグラスでテイスティングできるのが特徴です。
営業時間:10:00-17:00(レストランは木-日のみ)
住所:864 Maroondah Hwy, Coldstream VIC 3770
ワイナリーHP:Oak Ridge
メドハースト・ワインズ-Medhurst Wines-
仲間や恋人とのんびり過ごすならここがオススメ。
丘の上に建ち、ワイン畑が眼下に広がるので開放的&雰囲気が良いです。カップルや友人だけでのんびり過ごせるのもポイント高いです。
上記の「オークリッジ-Oak ridge-」に比べてカジュアルなシェアプレート($40~/皿)でお手頃&量もしっかりあります。「ピクニック気分でリラックスした週末を過ごしたい」人には最適です。
当時の試飲は$5で8種類(ロゼ1、白2、赤4、デザート1)、甘いワインもありバランスよく色々飲むことができます。実力派でワインの評価もかなり高いのにお手頃価格、コスパがとても良いです。
営業時間:木-月11:00-17:00 (レストラン木-日のみ、週末は予約推奨)
住所:24-26 Medhurst Rd, Gruyere VIC 3770
ワイナリーHP:Medhurst Wines
パント・ロード-Punt Road-
コスパの良いデートスポット、旅ガラスの訪問時も若いカップルが二組出入りしてました。
テイスティングは2種類、カウンターで行う無料タイプと個室や建物裏手の外席で行う着座の有料タイプがあります。デートするなら後者の着座がワイナリー来た感が出てオススメです。
有料セットは複数グラスが並んでてインスタ映え狙えます。現地チーズも$10からとお買い得価格ですが盛り付け綺麗でした。「お酒そんなに飲めない」という方はグラスワインでも着座できます。
当時の試飲は無料(テイスティングカウンターで立ち)で6種類(泡1、白2、赤3)でした。カップルはグラスワインの泡+チーズ($10~)をオーダー、ちょっとつまむ程度が良い人にはしっかり合ってます。
営業時間:10:00-17:00(30分のテイスティングツアーは要予約)
住所:10 St Huberts Rd, Coldstream VIC 3770
ワイナリーHP:Punt Road
ワイン通に贈る、良質なワインを楽しめるワイナリー3選
「ワイン大好き!色々美味しいワインを飲みたい!」
そんなあなたには、旅ガラスがまたワインを飲みたい!できれば日本でも買いたい!と思った素晴らしいワインを造るワイナリーをご紹介いたします。
ヤラ・イェーリング-Yarra Yering-
「ヤラバレーで一番行くべきワイナリーは?」と聞いたら必ずノミネートされる場所。写真は全然とってなくて玄関マットです(笑)
他にもよく名前が挙がるのがすぐ近くにある「Coldstream Hills」。個人的にはYarra Yeringに軍配が上がります。ピノノワール品種に絞れば対等ですが、ワイン全体としてはYarra Yeringの方がおいしく感じました。
当時の試飲は$15(テイスティングカウンターで立ち)で5種類選べます(何頼んだかは忘れました)他にも$25~$50でプレミアムワインの着座テイスティングがあります。超高級ワイン価格ですが、ワイン好きの方はぜひトライしてみて下さい。
ワラムンダ・エステート-Warramunda Estate-
ここもワインが美味しかったです。Yarra Yeringほどではないものの、やや高めの値段設定。内装普通で接客はカジュアルなんですが、ワインの質がとても高いです。
なにより当時のテイスティングにナチュラルチーズを出してくれるのは嬉しいサービス。旅ガラスはしっかり心奪われましたよ、現在は有料みたいですがw
当時の試飲は無料(着座)で6種類(白2、赤3、デザート1)+チーズでした。現在は$10でテイスティング、$35以上でフードペアリングやチーズペアリングが予約できるみたいです。
ソーマ-Soumah-
ここは扱ってるワインがイタリアワインに特化しています。ヤラバレーの王道では味わえない、新しいスタイルのワインに挑戦するワイナリーです。
当時はまだまだ発展途上の印象でしたが、現在は成熟してより美味しいワインが仕上がってるのでは?と期待しています。「ヤラバレーの新しいムーブメントを試したい」、そんな方にオススメです。
当時の試飲は$5(テイスティングカウンターで立ち)で9種類(白4、ロゼ1、赤3、デザート1)でした。レストラン併設なので、ランチタイムは避けるのが無難です。
営業時間:10:00-17:00
住所:18 Hexham Road, Gruyere, VIC, 3770
ワイナリーHP:Soumah Wines
お土産向け/ジャケットの可愛いワイナリー
「味も大事だけど、お土産として喜ばれるワインが欲しい」
そんなあなたに旅ガラスがヤラバレーで訪問したなかでも一番ユニークなワイナリーを紹介します。
セイント・フューバート-St.Hubert`s-(英語読み)
ワインよりもラベルのデザインが好きでよく覚えています。好き嫌い選ぶかとは思いますが、ジャケットの個性という意味ではピカイチです。
元々狩りの聖人の名前が由来のワイナリー、その聖人がラベルのような十字架を角の間に付けた雄鹿と遭遇したという伝説が残っているようです。まぁラベルが素敵ならなんでも良い(笑)
当時の試飲は無料(テイスティングカウンターで立ち)で10種類(泡1、白3、ロゼ1、赤5、デザート1)でした。色々飲めるので、ワイン初心者には何が好きか分かりやすくてオススメです。
営業時間:10:00-17:00(土日は18:00まで)
住所:1-3 St Huberts Rd, Coldstream, VIC 3770
ワイナリーHP:St.Hubert`s
番外編 チョコレートやシードル&ビールスポットをご紹介
ワインよりこの二つについて聞かれることがあるのでご紹介しておきます。
チョコレートリー&アイスクリームリー-Chocolatery & Ice Creamery-
「Yarra valley Chocolaterie & Ice creamry」はアイスとチョコレートの専門店兼工場。
旅ガラスは見学してないんですが、中のカフェで現地合流した友達夫婦とカフェしてました。ホットチョコレートやモカチーノ(チョコパウダーが入ったカプチーノ)はなかなか美味しかったです。
ワイン飲み疲れた人はお休みに行くのにあり。チョコのデザインも豊富なのでお土産探しにも向いてます。
ナポレオン・サイダーハウス-Napoleone Ciderhouse-
ヤラバレーでも珍しいシードルを作る場所です。複数の方から「シードル作ってるとこないの?」と聞かれたことがあるので載せておきます。旅ガラスは玄関までしか行ったことないです(笑)
けっこうな老舗らしく、下手なワイナリーより歴史があります。ワイン以外も楽しみたいなって方にオススメです。
本記事で紹介したPunt Roadのすぐ近くなので、興味ある方は検索なり顔出してみてください。
ヤラバレーを満喫しよう!
いかがでしたか?
「行きたい!」と思えるワイナリーが一つでも見つかれば嬉しいです。
残念ながら写真は物足りないものが多いので、気になった場所はインスタやHPでチェックしてみてください。旅ガラスもヤラバレー再訪の際はしっかり更新します(笑)
では、皆さんも素敵なワインライフをお楽しみください。
宅飲みワイン研究所長|オススメワイナリーまとめ|No.1
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