経験者のお話はとっても貴重、そして先入観って怖いです。 by 旅ガラス
ワインエキスパートの2次試験対策講座受けてきました!なんで?
2021年は2次試験当日は隔離先のホテル滞在のため未受験
2022年は9/29に帰国、それまでワインはほとんど飲めず。。
「独学楽勝でしょ!」とは思ってたんですが、さすがに準備期間3週間というのはハード。なのでお金を出して試験対策講座参加してきました。
今回は第一回目、winomy主催の試験対策に参加してきました。そちらの感想をお伝えいたします。
試験対策講座の内容
白赤ワイン各4種、計8種類のブラインドテイスティングを行いました。
試験前の自己予想は
品種当ては半分くらい、香りや味わいは大筋当たってればOKでしょ
という超楽敵的なスタンスでトライ。一応2次試験対策本も買ったので少し勉強したけど、まぁ今回ぶっつけ本番ってことで読み直しとかはせずトライ。
テスト前日一夜漬けタイプの旅ガラスにとっては、「最後の悪あがき」はまだ早いw
結果・・・惨敗
いやいやマニアック過ぎでしょう!
どうやら全3回のうちの最終会らしく、ローカル品種を多めにチョイスしたんだとか。
まぁ大筋のキーポイントは取れていたので良しとしましょう。
品種は1種類のみ、ネッビオーロなので色見ただけで8割確信しましたよw
トロンテスとゲヴェルツトラミネールの違い
旅ガラス、反対をチョイスしてしまいました。
なので講師のソムリエさんに聞いてみると
香りは似ていますが、味わいが全然違うとの事でした。
ふむふむ、以下詳しく解説していきましょう
まず2品種の共通点
- 香りにライチやマスカットの香りがある
- 香りに白バラや菩提樹系の香りがある
実際模範解答聞いてもこちらは共通、旅ガラスもこの二つで判断していました。ここまでは香りが取れればOK。では2択からどうやって絞りこんでいくかを解説していきます。
ダメな例(旅ガラスの判断)
旅ガラスがどうやってこの二つをトロンテスとゲヴェルツトラミネールと判断したかというと、
- ゲヴェルツトラミネール:少しだけジンジャー系の香りが出ることがある
- トロンテス:甘口しか飲んだことなかったので、甘く華やかな方
中途半端な経験を信じたり間違った判断を下してしまい恥ずかしい限りです。大変良い経験になりました。
完全に間違ってるわけではないのですが、単純に香りや甘辛だけで判断するのは危険ですね。
試験対策としての模範回答
味わいが違います。
試験に出るだろうワインは辛口、アルゼンチン産。そのため香りは華やかでも残糖が少なめなものが予測されるとのこと。ゲヴェルツトラミネールに比べるとキリリと軽快に仕上がるものが多い。
試験に出るのはほぼフランスのアルザス産(もしくはドイツ)。そのため、多少残糖が残して華やかに仕上げるとことが多いので、トロンテスに比べて厚みのある濃醇な味わいになりやすい。
なるほどな~と納得しました。
確かに生産地域考えるとこの考え方は納得、勿論生産者次第でどちらかによる可能性はありますがw
個人分析、2品種の香りの違い
ちなみに2品種の香りについて調べてみると・・・
白桃、マスカット、ライチ、スイカズラ、白バラ、貝殻、コリアンダー、香木、お香、麝香など
ライチ、アカシア、白バラ、石灰、アニス、コリアンダー、白コショウ、花の蜜など
※『富田葉子のテイスティング 虎の巻2021-2022年版:J.S.A.ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策(アカデミー・デュ・ヴァン)』より抜粋
これだけ見るとトロンテスの方が甘やか、ゲヴェルツトラミネールはスパイシーという判断がつかなくもない。ですが実際は残糖量や葡萄の成熟度なんかもあるので一概に言えないんですよね。更に生産者の個性もありますし。
香りだけで判断するのは危険ですが、スパイシーなのはゲヴェルツトラミネール、お香系はトロンテスと言うのは一つヒントになりそうです。
まとめ 学ぶことが一杯の2次試験対策
お試しで参加してみた2次試験対策講座、非常に勉強になりました。
今回の記事以外の学びも結構ありましたので、試験対策に限らず今後も時間あるときはこういう場所に遊びに行くのは面白いかもしれません。
残り11日、旅ガラスはとある医療施術を受けたため、この講座受けてから禁酒中ですw
明日10/8から解禁予定、10日間の準備で何とかなるのかは不明ですが、ベストを尽くします。
他の対策講座に行く予定はありませんが、独学の試験対策風景や学びは共有していく予定です。同じく試験受ける方は合格目指して頑張って行きましょう。
大人の宅飲みワイン&おつまみレシピ研究所|ワインエキスパート試験対策 No.001
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