白なのに渋みもあり、特徴的な塩っ気にツンとした刺激、低アルのシェリーっぽくてなかなか面白い味です by 旅ガラス
Vang Dalatダラットワイン/テイスティングログ
値段 頂きものため不明| Tasting day : 2023/3/7
- 香り
フルーツ(レモン、ホワイトグレープフルーツなど)
その他(ミント、潮風、アーモンド、杏仁、フロール香?など) - 味わい
穏やかな香りの第一印象。柔らかい苦みを伴った柑橘系、ホワイトグレープフルーツを内皮ごとかじりついたような味わいと瑞々しさが楽しめます。そういった爽やかさが潮風ですぐマスキングされ、渋みがでてきて木の実やアーモンドを思わせます。シェリーのようなツンとした刺激とコクのある苦みも含んでフィニッシュ。
ベトナム土産ということで友人が持ってきてくれました。空港で買ったそうですが、日本でも通販で手に入るみたいです。
ワイン情報
アルコール:12.0%
生産地:ベトナム
エチケット裏側より引用
The wine is properly produced from selected, fully matured and healthy Cardinal grapes and aromas of citrus flowers and balanced taste. With tannic taste, Vang Dalat – Classic – White wine is the perfect choice for enjoying the dishes prepared from seafood, white meat and salads.
翻訳
このワインは健全に完熟したカーディナル品種の葡萄を選定して製造されており、柑橘系の花とバランスの良い味です。(Vang Dalat Classic Whiteは)タンニンを含んだ味で、魚介類や白身肉、サラダとピッタリです。
HP見ると更に詳しく載ってますので、気になる方はこちらをどうぞ
Ladofoods
カーディナル-Cardinal-
黒葡萄、1939年にカリフォルニアで最初に作られ、ルーツは現状調査中。ヨーロッパなどでは生食用やレーズンに加工されてるようです。タイ/ベトナムなど東南アジアのワイン造りにも利用されているみたいですね。
粒は大きく早熟で8月中旬には収穫を迎える模様(どこ基準かわかりませんがw)
参考:Wikipedia、Exclusive Wine
なぜ渋い?なぜシェリーっぽい?の考察
以下推測、というのもHP等色々検索しても答えが見つからなかったです。
・渋みが出てる理由
一般的に葡萄の種、果皮、茎、樽などからタンニンという渋み成分が抽出されます。
今回樽は使ってないので除外、全房圧搾なので種果皮茎由来の渋みの可能性が高い。
ただし、今回の葡萄って黒葡萄。もし絞ったあとも長めにスキンコンタクトあればロゼに近い色になると思うんですが、それもない(写真見た限り、しっかり果皮が黒い葡萄です)
そうなるとカーディナルという葡萄の特性なのかなぁ。tannic tasteという記載もあり、狙ってなのは確実なんですが、謎です。
ちなみに大穴としては何かブレンドされている可能性。
というのも同シリーズの赤ワインには桑の実ジュースと違う葡萄の果汁が少量混ぜて作られているそうです。白ワインにも何かしらの工夫があるのかもしれません。
・シェリーっぽい理由
ツンとした香りやアーモンド。酸化熟成が少し入ってる気がします。
これが狙った物なのか、管理の問題なのかはやっぱり謎。少なくとも販売ページなどの説明書きにはないので、本来の味ではない可能性もあります。一応フランスの会社が立ち上げて、セラーの企画などは欧州並みって事なんですが判断が難しい所です。
・もしかしたらメイラード反応も?
褐色反応、加熱されることで出てくる香りでお醤油とかにも含まれる香ばしい香り。空き瓶の匂い嗅ぐとすごく香ばしいカステラっぽい甘い香りがします。
これはベトナムの気候などを考えると後天的な要素な気がします。やっぱり記載ないので。
以上、もやもやしますが答えが出てこないのでここまで!
twitter等で情報収穫できたら追記するかもです。
大人の宅飲みワイン&おつまみレシピ研究所|テイスティングログ No.190
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