【Flint】フリントな香りのワインって?

ワイン用語

ワインのレビューを見てるとこんな記述見たことありませんか?

Flint/火打石の香り

「ワインに火打石ってなんぞや?」

旅ガラスも良くわからなった用語の一つです。火打石自体はわかるけどさ、石に香りなんてあるの?ようわからん。

ま、少しは成長して今は納得して使ってます。確かに火打石と言われればそうなんです。

ということで、本記事では火打石-Flint-について解説していきます。

火打石ってそもそもなに?

“火打石(ひうちいし)とは、鋼鉄片の火打金にとがった石英などを打ちあわせて出る火花を火口に点火する「火花式発火法」に用いる硬質の石、またその発火具。古くは燧石とも表記される。 ”
引用:wikipedia

だそうです。

石と金属?を擦ることで火花を起こし、それで着火させるそうです。ライター使えばいいじゃん、って思わなくもないですが、燃料要らない分サバイバルは強そうです。

ま、とにかく火打ち石っていうのはこういうもののこと指します。

火打石の香りってどんなやつ?

石と石を擦ったときに匂う、擦過香になります。(火打石に香りはありません)

焦げる匂い、真夏のアスファルトの匂い、端的に表すならこんな香りです。が

百聞は一見しかず、もとい一嗅にしかず

本物やらそれに似た香りを体験しておくと良いと思うので、身近にそれができる方法をまとめてみました。

拾った石二つをガリガリしてみる。

これが一番簡単&手っ取り早いです。

石の表面が少し温かくなる程度ガリガリして匂いを嗅いでみます。そうするとほんのり擦過香がします。この方法はソムリエの友人やワイナリーでも時々体験させてくれます。

本来は火打石の素材もあるようなんですが、旅ガラスがトライした所適当に落ちてる石とアスファルトでOK

ワインの香りにもこれが一番近いと思います。

河原や駐車場など、適当に石を見つけたらトライしてみてください。

ファイアスターターを買ってみる

キャンプショップで1000-2000円くらいで買えます。

「そこまでお金かけるのもなぁ」って人に朗報、100円ショップのseriaにファイアスターターが置いてあるそうです。

100円でワイン飲みながら火花散らして火打石の香りを自分のボキャブラリーに加える。なかなか良いコスパだと思いますよ。

マッチの燃えカス

これも100均、下手したら旅館やらキャバクラなんかでもまだ手に入るのかな?やはり焦げ臭い似たような香りになります。

が、これは似たような香りなんですが火打石とは微妙に別物と感じる人もいると思います。なのであくまで参考程度、似た系統だなって思って頂ければありです。

セメントやコンクリの乾く匂い

英語の記事を読んでいるときに見つけたのですが、確かにこの香りも似てます。

建設現場なんかでセメントやコンクリートの乾く匂いを経験したことある人は想像しやすいかと。

火打石の焦げ臭さからは少し離れるんですが、ワインを飲んだときに「火打石」と表現されるときの香りには共通するものがあります。

アロマスター(テイスティング特訓用の精油など)

実はワイン会実施用に購入しました。
これはなかなか便利です。ワインと比べながら嗅ぎ分けられるので、体感として学びやすいです。

ただし、ワインから立ち上る「火打石」の香りと実際の「火打石」の香りは微妙に違います。シャブリなどはまったく一緒と言えるほど似てる場合もあるのですが、実際はもっとうっすら、余韻に近いように感じることが多いです(他の香りにも言えることですが)

その辺り理解して使う分には便利なツールだと思います。

どうして火打ち石のような香りがするの?

実はまだわかっていません。

flintという表現は「ミネラル-mineral-」の一種になるのですが、このミネラルの香りや風味はどこから来るのか?は最近のワイン議論の焦点でもあります。

根強かった説は、土壌の影響です。火打石の香りがするワインは、一般的に石灰質の土壌を持つ地域のワインに多いです。石灰質と言えばミネラル系の要素が出やすいと言われています。

しかし、この土壌とワインの関連性は科学的に否定されてはいます。実際ワインを造る人間&飲む人間からすれば疑いようのなく土壌の影響は存在してますが、違うそうです。

他の説では、土壌に含まれるバクテリアが生育中の葡萄に影響を与える説など、土壌が直接ではなく間接的に葡萄に影響を与えてるのではないかとも言われています。

他にも色々な説があるそうですが、ワインの味7不思議の一つですw

火打石の香りがするワインの探し方

傾向としたは以下の要素が含むほど感じ取りやすいです。

  • 冷涼地
  • 白ワイン
  • 酸味の強い若いヴィンテージ
  • 辛口

という具合なのですが、きっとこの記事にたどり着いた人はどのワインを飲めば「火打石」の香りが勉強できるか?だと思うのでより具体的に書いておきましょう。

シャブリ 2018 ドメーヌドニラース
火打石の香りがダイレクトに出ています。もっとほのかに出てるイメージなんですが、これは非常に強め。ほんのり柑橘系やフローラルな香りもしますが、全体的に控えめなので火打石の香りが分かりやすいです。よく冷やして飲みましょう。

オイスターベイ マルボロ 2020 ソーヴィニヨンブラン
これは香り豊か&パッションフルーツ強めなんですが、後味がほんのり苦く爽快感があります。そこに少しだけ火打石の香りが隠れてるイメージでしょうか。シャブリよりも柔らかい苦みと塩味があります。かなりの本数のんだはずが写真は見つからず。。。

この二つが旅ガラスが「火打石」と言われてすぐ思いつくワインです。

地方で言うならシャブリとマルボロシャブリの方が全体的に控えめな香りなので分かりやすいです。

 

シャブリは美味しいか微妙だけど勉強になるワイン←コスパがねw
マルボロソーヴィニヨンブランは一度飲んでおくと忘れられない記憶になるワイン

ワインに興味ある方は騙されたと思ってトライしてくださいな。

まとめ 火打石の香りを覚えてみよう

論より証拠、石を二つと火打石の香りがするワインをトライしてみると良いです(笑)
(旅ガラスも記事書くためにやりました)

このやり方は旅ガラスも海外でソムリエの友達に教えてもらった物です。

個人的には火打石と似た香りを見つけることはできます。でも100%同じか?と言われれば違う気がします。バニラとかめっちゃ分かりやすいんですが、火打石は難しい。

ただ、他に相応しい表現も出てこないので、火打石-Flint-を採用しています。

人それぞれ別の感覚を持ってるので、もしそれで違うなって思えたならそれでも構いません。「皆はこれを火打石の香りって呼ぶんだな」程度に認識しときましょう。

覚えておくとレビューから香りが想像できますし、他人に伝えるときの説得力にもなります。ワインの感覚的な話を分かりやすく説明できる人は好かれますよw

あなたもワインで人から好かれちゃいましょう♪

ワインで遊び、呑んで学ぶ♪
元ワイナリースタッフがお届けするワイン雑学 No.003

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