ラザーグレンでスパークリングと言えばココ by 旅ガラス
アンダーソンワイナリー-Anderson Winery-
- 内装 綺麗に管理された倉庫
- 内装 テイスティングカウンター、シンプルですが長さがあります
- クリスマスリース スパークリングのコルクや金具で作って遊び心があります
- 瓶内二次発酵中 シャンパンスタイルでは欠かせない工程です
- 1992年に設立したファミリーワイナリー
- 基準上はほぼほぼオーガニックワインを満たすワイン造り
- 多種多用、そして上質なスパークリングが飲める
URL : https://www.andersonwinery.com.au/
1992年に設立したファミリーワイナリー。現在は娘さんもワイン醸造家になり一緒に作っている。
オーナーは20年ほど経験を積んだワイン醸造家
特にスパークリングを得意としており、看板ワインとなっている。ちなみにラザーグレン周辺で初めてスパークリングワインを作った人でもある。
オーガニック公式認定ではないけれど、オーガニックの基準を満たしてるそうです。他のワイナリーで聞いた話だと、お隣の農薬が土壌に含まれていたり、長期的審査があって公式認定ってとるのは時間がかかるしなかなか難しいそうです。
全体的に古いヴィンテージの物が多く、テイスティングに足を運ぶ価値は充分にあります。
接客は寡黙(笑)若干気まずいくらいに。でも聞いたことにはちゃんと答えてくれます。きっと職人気質なんだろうなーと思います。
テイスティング -Tasting-
今回テイスティングしたのは7種類
- Sparkling Pinot Noir 2006
- Sparkling Shiraz 1999
- Sparkling Durif 2006
- Tempranillo 2015
- Petit Verdot 2011
- Shiraz 2014
- Durif 2013
- Durif Storyteller 2013
- Verrier Durif Shiraz 2010
- Melanie 2008
:旅ガラスのお気に入り
:レア品種
Sparkling Pinot Noir 2006
スパークリングの王道品種ではあるんですが、ラザーグレンは温かい地方なので珍しいなぁと思いました。味は秀逸。優しく細かな泡の口当たりも、適度な酸味も効いていて美味しいです
Sparkling Durif 2006
革命的な美味しさでした。渋みが良い感じに聞いているスパークリング。デュリフがそもそも珍しいので、そのスパークリングとなればかなりレアです。これこそラザーグレンならではだと思います。
Durif Storyteller 2013
普通のワインも美味しかったです。タンニンが上手に処理されていて柔らかく、きつい酸味も年月を経て上手に中和されてる印象です。甘いスパイスがほのかに感じられ、バランスの取れたデュリフでした。
【ワイナリー訪問時の感想】ラザーグレン発のスパークリング
ここのスパークリングはオーストラリアの中でもかなり高レベルだと思います
シラーズスパークリングのみならずデュリフスパークリングは素敵ですね
オーストラリア初のスパークリングと言えば赤。
シラーズスパークリングが有名です(確かオーストラリアが初めて赤のスパークリングを作ったはずです)。代表品種のシラーズを使い、クリーミーで上品に仕上げた旨いやつ。
でもね、デュリフのスパークリングも最高に美味しかったです。柔らかい泡に滑らかな口当たり、クリーミー×濃いめのダークベリーの香りがしっかり一つのワインに内包されています。うむ、このワインはやはりレベルが高い。
危なく冷蔵庫なしの旅をしているのに手を出すところでした←やっぱり飲むなら冷えた物が良い(笑)
ちなみに接客は職人肌。基本的に簡単な説明はしてくれるし質問したことは答えてくれるけど、あちらから特に質問はなし(普通ラザーグレンになにしに来たの?とかあるんですがw)
とはいえワインは本物だったので満足感の高いワイナリー訪問でした。
総合評価
ワイナリー行くべき度82%です。
(70%が合格点)
接客の不器用さをワインの品質でフォローできる職人肌のワイナリー。ここはぜひまた訪問したいワイナリーです。
ワイナリー訪問数 122軒目 / ワイナリーテイスティング数 累計882
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